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市長が「3000MW」を公約

 このほかに、ロサンゼルスでは、3000MW(3GW)ものエネルギー貯蔵設備の導入が公約されている。今年の初め、ロサンゼルス市長のエリック・ガルセッティ氏は、老朽化した3つのガス火力を50億ドルかけて建て直すのではなく、廃棄することを約束した。その際、2035年までに3000MWのエネルギー所蔵を設置すると表明したのだ。

 同市長は、2019年9月に米国最大規模となる太陽光発電とエネルギー貯蔵の電力購入契約(PPA)を認可した。このプロジェクトは「エランドソーラー&ストレージセンター」と呼ばれ、ガルセッティ氏は、「エランドプロジェクトは、太陽が照ってない時でも、汚れた化石燃料を使わず、我々の電灯を照らし続け、さらに、我々の低炭素化、グリーンエネルギーの目標達成を助けてくれる」と、語った。

 このプロジェクトは2基の大規模太陽光発電所(400MW)とエネルギー貯蔵(出力300MW・容量1200MWh)から成り、天然ガスの需要を削減し、ピーク時の電力需要を満たす予定である。

 ロサンゼルス市で電力を供給するロサンゼルス水道電力局(LADWP)の電源構成の31%が再エネとなっており、このプロジェクトが稼働する2023年には、再エネ比率はさらに7.1ポイント上がり、40%近くに達するという(図3)。

図3●LADWPの「ベーコン・ソーラープロジェクト(太陽光発電所とエネルギー貯蔵設備)」。「エランドソーラー&ストレージセンター」もこの付近に建設される
図3●LADWPの「ベーコン・ソーラープロジェクト(太陽光発電所とエネルギー貯蔵設備)」。「エランドソーラー&ストレージセンター」もこの付近に建設される
(出所:LADWP)
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