全1108文字
PR

 ダイハツ工業は、SUV(多目的スポーツ車)タイプの軽コンセプト車を、カスタム車の展示会「東京オートサロン2020」(2020年1月10~12日、幕張メッセ)で初公開した。同コンセプト車をベースにした軽SUV「TAFT(タフト)」を、2020年夏に発売する(図1)。

TAFTコンセプト
図1 軽SUVのコンセプト車「TAFTコンセプト」
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]

 新型の軽SUVは、同社の新たな車両開発手法「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を適用した第3弾の車両になる注1)。同手法を適用してコストを抑えながら軽SUVとしての基本性能を高め、競合車となるスズキの軽SUV「ハスラー」に対抗する。

注1)DNGA適用車の第1弾は背高ワゴンタイプの軽自動車「タント」、第2弾はAセグメントの小型車「ロッキー」である。

 新型の軽SUVは、DNGAの考え方に基づいて開発したパワートレーンや先進安全運転支援システム(ADAS)などを搭載する予定である。2WD(2輪駆動)車と4WD(4輪駆動)車を用意する(図2)。

サイドビュー
図2 横から
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]

 パワートレーンでは、排気量0.66Lで直列3気筒の自然吸気(NA)ガソリンエンジンと過給ガソリンエンジンを採用する予定だ注2)。DNGA第1弾の新型タントに搭載しているエンジンと同じ型式である。2回連続で点火する新技術や、燃料噴射方法の改良(スワール噴霧)などにより、燃焼効率を向上させた。

注2)今回の展示会で公開したコンセプト車は、過給エンジンを搭載した2WD車である。

 変速機も、新型タントと同じ無段変速機(CVT)「D-CVT」を搭載する予定である。同変速機は変速比幅を従来機の5.3から7.3に広げ、滑らかで力強い変速を可能にした(関連記事)。