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改良の内容は小規模

 今回のシビックの部分改良では、エンジンやシャシーに関する改良は行っていない。今のところエンジンのハイブリッド化の予定もないという。同じプラットフォームを使っている車種では、「インサイト」があるため、役目のすみ分けをしているという。

 シビックの改良点は主に次の4つだ。第1に、ADAS(先進運転支援システム)の拡充だ。前モデルの機能の他に「歩行者事故低減ステアリング」と「先行車発進お知らせ機能」を追加し、ADASを標準装備とした。機能の追加はソフトウエアを更新することで対応している。

 第2に車室内の静音性の向上。防音材を増量したり、ドアとの取り合い部に生じる隙間を小さくしたりして車室内に侵入するエンジン音や走行音を低減した。

 第3に外観を変更し、よりスポーティーさを強調したこと。例えば、前後バンパー部のデザインを一部変更。他に、アルミホイールのデザインも変えた。またボディーカラーも新色を追加した。

 第4にハッチバックのCVT(無段変速機)モデルには、サンルーフをオプションで設定したことだ。

 また、ホンダは2020年1月10日、シビックの上位モデル「TYPE R」の部分改良車を2020年夏頃に発売することを発表した(図4、5)。詳細についてはまだ発表されていないが、外観のデザインを一部変更したり、ブレーキ部品を変えたり、フロントグリルの開口部を広げてエンジンの冷却性能を向上したりするといった改良を施す予定だ。

図4 シビック TYPE Rのフロントビュー
図4 シビック TYPE Rのフロントビュー
ホンダはシビックの上位モデル「TYPE R」の部分改良車を2020年夏頃に発売する予定だ。(撮影:日経Automotive)
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図5 シビック TYPE Rのリアビュー
図5 シビック TYPE Rのリアビュー
(撮影:日経Automotive)
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 なお、部分改良を施した新型シビックのハッチバックとセダンの生産は従来と同様に、英国の工場でハッチバックを、国内の寄居工場でセダンを担当する。英国の工場は2021年をめどに閉鎖する予定だが、それまでの間はハッチバックの生産を継続する方針だ。その後、どの地域の工場で生産を引き継ぐかは決まっていない。

■変更履歴
当初、図2の説明で「前面改良車」と記載していましたが、正しくは「全面改良車」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2020/02/21 15:40]