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 自動車や自転車のシェアリングサービスは、今や世界の主要都市で当たり前のようになっている。ところが米国や欧州では、2018年から“第3のモビリティー”のシェアリングサービスが急速に増えている。「電動スクーター(eスクーター)」だ。ただし、スクーターといっても、いわゆる街乗り用小型オートバイではなく、子供が乗るようなキックボードを電動化した新しい乗り物である。

 eスクーターは多くが数k~15kgと、電動自転車よりも小型軽量でしかも折りたためるため、バスや電車にも持ち込みやすい。「マイクロモビリティー」とも呼ばれている注1)。最高走行速度は多くが30k~50km/時前後である。

 注1)マイクロモビリティーに自転車を含める場合もある。

米国サンフランシスコの目抜き通り「Market Street」の歩道に置かれたUberのeスクーター。買収前のブランド「JUMP」も残している
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米国サンフランシスコの目抜き通り「Market Street」の歩道に置かれたUberのeスクーター。買収前のブランド「JUMP」も残している
(写真:日経xTECHが2019年12月に撮影)

 利用にはまず、サービス事業者が提供しているスマートフォン向けアプリを通して、車体にあるQRコードを読み込むか、車両番号を打ち込むなどする。するとeスクーターの鍵が開錠されて利用可能になる。サービスエリア内であれば、どこからでも利用でき、どこにでも乗り捨てられるサービスが多い。車体にはGPSが内蔵され、アプリで利用者の近辺に利用可能な車両があるか分かるようになっている。

 料金は、米国であれば毎回の開錠に1米ドル、加えて1分ごとの利用料金が15米~25米セントかかる例が多い。多くの国・地域で、利用者は18歳以上かつ運転免許証を持っていることなどの条件が課されている。

上のUberとほぼ同じ場所に置かれたSpinのeスクーター
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上のUberとほぼ同じ場所に置かれたSpinのeスクーター
(写真:日経xTECHが2019年12月に撮影)

Spinの車両にあるQRコード
Spinの車両にあるQRコード
QRコードと共に、「Powered by Segway」という表示も見える (写真:日経xTECHが2019年12月に撮影)

Lyft Scootersのアプリ画面の例
Lyft Scootersのアプリ画面の例
利用者の近辺にある利用可能なeスクーターの場所が分かる (写真:Lyft Scooters)

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