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 SUBARU(スバル)は2020年1月20日に技術説明会を都内で開催し、同社の先進運転支援システム(ADAS)「アイサイト」の進化ロードマップを公表した。

 現行システムの改良版となる「新世代アイサイト」を、2020年後半に発売する新型ステーションワゴン「レヴォーグ」から新型車に順次搭載し、自動ブレーキの交差点対応や高速道路における車線変更の支援、渋滞時のハンズオフなどの機能を、2025年までに主要車種で実現する。

 2025年以降は、新世代アイサイトにAI(人工知能)技術を組み込み、コネクテッドサービスなどを活用することで、高速道路や一般道における運転支援機能をさらに強化する計画である。

 同社取締役専務執行役員でCTO(最高技術責任者)の大抜哲雄氏は、「今後もステレオカメラをADASセンサーの中核と位置付け、レベル2相当の運転支援技術に磨きをかけていく」と強調。「レベル3」の自動運転と距離を置く姿勢を改めて示した(図1)。

大抜哲雄氏
図1 スバルCTOの大抜哲雄氏
(撮影:日経Automotive)
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 スバルの現行ADAS「アイサイト・ツーリングアシスト」ではステレオカメラを使って車両の前方を監視し、夜間歩行者にも対応する自動ブレーキや渋滞時対応のACC(先行車追従)、車線の中央維持支援などの機能を提供する。

 新世代アイサイトでは車両前方を監視するセンサーとして、77GHz帯のミリ波レーダーを追加する。ステレオカメラのハードウエアとソフトウエアを刷新し、検知距離を維持しながら広角化した。自社の走行位置を検知するため、デジタル地図データも使う。

 ミリ波レーダーは前部バンパーの左右に合計2個、ステレオカメラはフロントウインドー上部の室内側に装着する(図2)。ミリ波レーダーは現行システムと同様、後部バンパーの左右にも合計2個を装着する。搭載するセンサーの数をできるだけ減らして、コストを抑える。

ステレオカメラ
図2 新世代アイサイトのステレオカメラ
(撮影:日経Automotive)
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