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 前部バンパーへのミリ波レーダーの追加とステレオカメラの広角化によって、新世代アイサイトの自動ブレーキは、交差点の右左折時における歩行者や自転車の巻き込み防止、右折時に対向車線から直進してくる車両との衝突回避などに対応できる。

 また、見通しの悪い交差点などにおける出会い頭の衝突事故を防げる。ステアリングを自動で操作し、前方を走る自転車や二輪車との衝突を走行車線内で回避する機能も実現する(図3)。

図3 新世代アイサイトの新たな機能
図3 新世代アイサイトの新たな機能
(出所:スバル)
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 車両の前部と後部のミリ波レーダーとステレオカメラ、デジタル地図を連携させることで高速道路では、車線変更の支援や渋滞時のハンズオフ、前方のカーブを予測して自動で減速する機能などを実現する。

 現行システムでは車両の前方をステレオカメラだけで監視していたため、同一車線内における渋滞時対応のACCや車線の中央維持支援などの機能しか実現できなかった(図4)。

図4 高速道路における主な新機能
図4 高速道路における主な新機能
(出所:スバル)
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 新世代アイサイトにAI技術を組み込むことで2025年以降は、高速道路や一般道における運転支援機能をさらに強化する。

 具体的には、(1)白線のない道路や積雪などによって路肩と走行車線の区別がつかない道路でも、車線の中央を維持しながら走行する機能、(2)先行車が急減速して自動ブレーキでは衝突を回避できないときに、走行車線内の進行可能ルートを検知し、自動でステアリングを制御して衝突を回避する機能──などを実現する計画である。