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 オムロンは、インライン全数検査に対応可能な寸法検査装置やCT(コンピューター断層撮影)型X線検査装置などを「ネプコン ジャパン 2020」(2020年1月15~17日、東京ビッグサイト)に出展した。品質要求の厳しい自動車業界などの需要を見込んでいる。

 展示品のうち、「VT-M12」シリーズは物体の画像から寸法を高精度に計測する装置。EMS(電子機器の受託製造サービス)を手掛けるシークスと共同で開発した。開発のきっかけは、自動車のヘッドランプなどに搭載するプリント基板上のLEDの位置を正確に計測したいというニーズ。LEDのような電子部品に限らず、コネクターピンの位置や姿勢、ボルト穴の位置なども計測できる装置として開発した。LEDの計測で要求された精度は±50μmだったが、VT-M12シリーズでは分解能が±6μmのイメージセンサーを用いることで±8μmの繰り返し計測精度を実現した。

寸法検査装置「VT-M12」シリーズ(写真:日経クロステック)
寸法検査装置「VT-M12」シリーズ(写真:日経クロステック)
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 従来、プリント基板などを対象とした寸法検査装置は、主にオフラインの抜き取り検査を想定したものだった。しかし、自動車業界では安全性などの観点から多くの部品で全数検査が求められるため、VT-M12シリーズはインライン全数検査に対応させた。検査にかかる時間やセッティングの手間などを減らしているという。

寸法検査のデモンストレーション(写真:日経クロステック)
寸法検査のデモンストレーション(写真:日経クロステック)
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 「VT-X750」は、物体の3次元CT画像を撮影する装置。部品を実装したプリント基板のはんだの状態などを検査するために使う。カメラとX線検査装置を同期制御することで高精度な3D-CT画像を得られるという。「目視では見えない部分も、内部まで含めて可視化できる」(オムロン)。

CT型X線検査装置「VT-X750」(写真:日経クロステック)
CT型X線検査装置「VT-X750」(写真:日経クロステック)
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