米マイクロソフト(Microsoft)は2020年1月15日(現地時間)、Webブラウザー「Microsoft Edge(エッジ)」の新版の提供を始めた。このEdgeは、Webブラウザー「Chromium(クロミウム)」がベースになった新型Edgeだ。
ChromiumはOSS(オープンソースソフトウエア)として開発され、第三者によるソースコードの利用や改変、再配布が認められている。米グーグル(Google)のWebブラウザー「Google Chrome(クローム)」も、Chromiumベースになっている。
同じChromiumベースのChromeを普段利用している人は、新型Edgeを違和感なく使えるだろうか。Chromeユーザーである筆者が早速、使ってみた。
Chromeからの環境移行も無事終了
新型Edgeは、マイクロソフトのWebサイトからexeファイルをダウンロードして実行すればインストールできる。Windows 10で既定ブラウザーをChromeに設定していると、インストール時に「Google Chromeからインポート」と画面に表示された。インポートを実行すると、お気に入りなどのブックマークや各Webサービスのパスワードといったユーザーデータが引き継がれる。
1月15日の提供開始直後は、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上で「日本語に設定できない」などのコメントが散見されたが、1月21日の夕方時点で問題なく利用できた。Edgeの公式Twitterアカウントでは「一部のユーザーに誤った言語が表示されていたが、不具合は解消した」と説明している。