全1446文字

 ソフトバンクとAKB48グループの運営管理会社であるAKSは、AKB48グループの劇場公演をVR(仮想現実)でライブ配信するサービスを2020年2月3日に始める。対象は東京・秋葉原の「AKB48劇場」、名古屋市の「SKE48劇場」、新潟市の「NGT48劇場」の公演で、ほぼ毎日配信する。利用料は劇場ごとの個別契約が月額3300円、3劇場のセット契約が月額8400円である。

 「AKB48グループの劇場公演のチケットは入手困難となっている。今回のサービスを利用すれば、どこにいても見られる。VRライブ映像をほぼ毎日配信することでライブエンターテインメントの分野をもり立てていきたい」。2020年1月16日の記者発表会に登壇したソフトバンク常務執行役員の寺尾洋幸サービス企画本部本部長は抱負をこう語った。

ソフトバンク常務執行役員の寺尾洋幸サービス企画本部本部長
ソフトバンク常務執行役員の寺尾洋幸サービス企画本部本部長
[画像のクリックで拡大表示]

ホークス公式戦やフジロックで実績

 新サービスで活用するのは、ソフトバンクが手掛けるVRプラットフォーム「LiVR(ライブイアール)」。LiVRはVR映像のライブ配信とオンデマンド配信の機能を備え、iOSとAndroidに対応した同名のアプリをスマホにインストールして使う。VRゴーグルを装着して立体視できる「VRモード」のほか、VRゴーグルを装着せずに視聴する「スマホモード」を用意する。4G(第4世代移動通信システム)とWi-Fiを介した視聴が可能で、ソフトバンクのスマホユーザーでなくても利用できる。

 ソフトバンクは5G(第5世代移動通信システム)時代の到来を見据え、LiVRの提供を2019年3月に開始。プロ野球の福岡ソフトバンクホークスの公式戦や、ロックフェスティバル「フジロック」などのVRライブ映像の配信を通して技術的な検証を進めてきた経緯がある。