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 ソフトバンクとNTTドコモが2020年1月、5G(第5世代移動通信システム)時代を見据えたVR(仮想現実)ライブ配信サービスの開始を相次ぎ発表した。ソフトバンクは同社のVRプラットフォーム「LiVR(ライブイアール)」で、AKB48グループの劇場公演の配信を2020年2月3日に始める。

 年間300日間配信し、月額利用料は3300円(税込み)からだ。同社の寺尾洋幸常務執行役員は「ほぼ毎日配信することで、ライブエンターテインメントの分野をもり立てていきたい」と意気込む。

ソフトバンクの寺尾洋幸常務執行役員
ソフトバンクの寺尾洋幸常務執行役員
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 一方ドコモは、従来のライブ配信サービス「新体感ライブ」の名称を「新体感ライブ CONNECT」に変更し、8K映像による360度VRライブ配信のメニューを追加する。同社の吉沢和弘社長は「CONNECTにはアーティストとファン、ファン同士がつながるという意味を込めた」と説明した。

NTTドコモの吉沢和弘社長
NTTドコモの吉沢和弘社長
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 ユーザー獲得に向けてジャニーズ事務所の新人アイドルグループ「SixTONES(ストーンズ)」と「Snow Man(スノーマン)」を起用し、新メニューによるライブ配信を2020年3月18日にスタートする。8K映像の360度VRライブ配信(ライブ配信と見逃し配信)の利用料は3630円(同)だ。

 両社のVRライブ配信とも、4G(第4世代移動通信システム)経由でもWi-Fi経由でも、キャリアを問わず利用できる。Wi-Fi経由での視聴を推奨しており、スマホをセットした簡易なVRゴーグルで視聴する。

 想定するスマホ側のスループット(実効速度)が秒10メガビット程度である点も同じだ。ソフトバンクによると、LiVRは4K映像による180度VRライブ配信だという。となると気になるのは、両社のサービスの違いである。