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 「IT小売業に生まれ変わる」――。ホームセンター大手のカインズがデジタルトランスフォーメーション(DX)に本腰を入れている。

 2020年1月、IT技術者を集めたデジタル戦略拠点「CAINZ INNOVATION HUB(カインズイノベーションハブ)」を東京・表参道で立ち上げた。都心の一等地にエンジニア用の拠点を設け、優秀な人材を集めてデジタル活用を一気に進める狙いだ。

東京・表参道に設けたデジタル戦略拠点「CAINZ INNOVATION HUB」
東京・表参道に設けたデジタル戦略拠点「CAINZ INNOVATION HUB」
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 イノベーションハブは東京メトロ表参道駅から徒歩1分の好立地に位置し、延べ床面積は675平方メートル。3階建てビルの2~3階がエンジニアの働くオフィスで、1階は新商品や新サービスを実験する場などに活用する予定だ。

 カインズの高家正行社長は立ち上げの狙いについて、「デジタル戦略を確実に、よりスピードアップして進めるにはスキルを持った人材の確保と、最先端の情報をいち早くキャッチアップできる環境を整えることが必要」と説明。フレックス勤務の導入などエンジニアが柔軟に働けるよう人事制度も見直した。

 イノベーションハブでは2019年度に採用した約30人のエンジニアが働く。埼玉県本庄市の本社で働くデジタル関連社員20人と合わせ、約50人がDX戦略に従事する。「2020年度も引き続き積極的にデジタル人材を雇用する計画」(高家社長)だ。

2019年度に約30人のエンジニアを採用した
2019年度に約30人のエンジニアを採用した
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