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 米テキサス・インスツルメンツ(Texas Instruments:TI)は、新規開発のトランスなどを内蔵した絶縁型DC-DCコンバーターモジュール「UCC12050」を発売した(ニュースリリース)。10.3mm×10.3mm×2.65mmと小型の16ピンSOICパッケージ封止ながら、実効値で5kV、ピーク値で10kVと高い絶縁耐圧を実現した。動作電圧は1.2kV(実効値)。

新製品の特徴を説明するRyan Manack氏
新製品の特徴を説明するRyan Manack氏
日経クロステックが撮影。スクリーンはTIのスライド
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 新製品を日本テキサス・インスツルメンツで報道機関に説明したTIのRyan Manack氏(Business Lead, High Voltage Controllers, High Voltage Power)によれば、小型で高い絶縁性に加えて、低いEMIも新製品の特徴だという。具体的にはLDOやフェライトビーズ、コモンモードチョークを外付けしなくても、両面基板上においてCISPR32クラスBを満たすとのことだった。外付け部品が少なくて済むため、電源回路全体の容積を、ディスクリート部品で構成する場合に比べて80%、競合他社のモジュールに比べて60%削減できるという。

 PLCのアナログ入力・出力モジュール、絶縁電圧・電流センサー、保護リレー・スマートブレーカー、RS-485/RS-422/CANトランシーバー、医療機器の患者モニター、絶縁通信モジュールなどへの適用を狙う。新製品の変換効率は60%で、これは同じ大きさの競合他社製品の2倍だという。また電力密度も、競合他社製品の2倍だとする。新製品の入力電圧は4.5~5.5V。出力電圧は5Vまたは3.3V。出力電力は最大500mW(標準値)。CMTI(Common-Mode Transient Immunity)は±100Vns。動作温度範囲は-40~+125℃。16ピンSOICパッケージの沿面距離と空間距離はどちらも8mm。

新製品の機能ブロック図
新製品の機能ブロック図
TIの図
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