全1601文字
PR

 日本で飼育されている猫の頭数は犬を上回る――。ペットフード協会の調べによると、2019年10月時点の飼育頭数は犬が879万7000頭に対し、猫が977万8000頭。犬は減少が続く一方、猫は緩やかな増加傾向にあるという。猫は散歩がいらず家の中で飼えることも一因だ。ペットを飼うエンジニアや開発者に猫の愛好家も多いと想像できる。

 そこでアマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)は、猫を愛するエンジニアや開発者向けのセミナー「AWS Nyantech(ニャンテック)」を2020年2月5日に開催した。会場は東京・目黒の「AWS Loft Tokyo」。クラウドサービス「AWS」を利用中のスタートアップ企業やデベロッパー向けの施設だ。会場には約100人のエンジニアなどが詰めかけた。

「AWS Nyantech(ニャンテック)」セミナーの模様
「AWS Nyantech(ニャンテック)」セミナーの模様
(出所:アマゾン ウェブ サービス ジャパン)
[画像のクリックで拡大表示]

 セミナー参加の応募条件は、(1)テクノロジーを駆使して動物の社会をより良いものにしたい、(2)機械学習やAIサービス、IoTに興味がある、(3)「猫の下僕である」と自負している、(4)猫へのあふれる愛を「挑戦としてカタチにしたい」――。参加応募の開始からわずか2日で定員に達し、想像を超える人気だった。

「ニャンテック」を手掛ける2社が登壇

 セミナーの目玉は、猫の飼育の支援サービスを手掛けるスタートアップ企業2社によるプレゼンテーションである。2社とは、首輪型のIoT端末を使って猫を遠隔から見守るサービス「Catlog(キャトログ)」を提供するRABO(ラボ)と、近所同士で不在中に猫を預けたい人と世話を引き受ける人の交流サイト(SNS)「nyatching(ニャッチング)」を運営するnyans(ニャンズ)だ。両社ともAWSを利用している。

 Catlogでは加速度センサーを内蔵した首輪型の端末を猫に付け、行動ログを記録する。室温センサー搭載の家庭用端末を介して行動ログをクラウド上に保存。飼い主はスマホの専用アプリを使い、飼い猫の「食べる」「走る」「歩く」「くつろぐ」「寝る」といった基本行動をリアルタイム、もしくは履歴の形で把握できる。2019年9月にサービスの本格提供を始め、2020年2月時点で約1000匹の猫が登録されている。