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 米オーグメンタリス(Augmentalis)は遠隔地の作業を支援するAR(拡張現実)アプリケーション「WorkView」を2020年4月から日本で発売する。エンジニアの派遣などを手掛けるアウトソーシングテクノロジーを通じて提供し、1年間で50社の導入を目指す。

 WorkViewはハンズフリーの音声操作を特徴とし、製造業や建設業におけるメンテナンスや点検といった分野での利用を見込む。現場作業者の手がふさがった状態でも、マニュアルや説明動画をウエアラブル端末などに表示しながら作業できる。端末はスマホやタブレット、スマートグラスに対応するほか、リストバンド型端末の開発を進めている。アプリはAndroid版から提供を開始し、2020年6月までにiOS版も用意する計画だ。

リストバンド型端末(開発中の試作機)で「WorkView」を起動した様子
リストバンド型端末(開発中の試作機)で「WorkView」を起動した様子
(出所:米オーグメンタリス)
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複数アプリの同時起動で使いやすく

 オーグメンタリスのマノジュ・ジェイハウワー(Manoj Jhawar)CEO(最高経営責任者)は2020年2月14日に開いた説明会で、WorkViewを開発した狙いについて次のように語った。「ARによる遠隔作業支援に関心を持つ企業は多いが、『IT部門のサポートなしに現場作業員が扱いにくい』との声があった。そこで、音声コマンドで操作できるARアプリを開発した」。

米オーグメンタリスのマノジュ・ジェイハウワーCEO
米オーグメンタリスのマノジュ・ジェイハウワーCEO
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 ジェイハウワーCEOによると、複数のWebアプリを同時に起動できることもWorkViewの強みだという。例えば工事現場で図面ファイルを開きながら、作業の手順を解説した動画を確認できる。作業中の写真や動画を撮影して遠隔地のベテラン作業者と共有し、技術指導を受けることも可能だ。従来、こうした作業には複数の端末やアプリの操作が必要となり、煩雑だった。これに対してWorkViewは、1台の端末と1つのアプリの操作で完結するので使い勝手が良い。

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