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 ミリ波レーダーの追加によって、自動ブレーキの性能も高めた。先代車では、フロントウインドー上部の室内側に取り付けた単眼カメラで、車両前方の対象物を検知。自動ブレーキが対応するのは、昼間の車両や歩行者だった。

 新型車では、昼間と夜間で検知性能に差がないミリ波レーダーを追加し、高機能ヘッドランプ注3)を組み合わせることで、夜間の車両や歩行者の検知性能を高めた。ただ、N-BOXの自動ブレーキは、夜間(街灯がある場合と無い場合)の歩行者にも対応しているが、新型車は現時点で夜間対応を正式にうたっていない(図4)。

注3)左右のヘッドランプに19個ずつ、合計38個のLEDを搭載。このうち片側7個(合計14個)は、ロービーム用として常に点灯させる。残りの12個(合計24個)を点けたり消したりすることで、先行車や対向車などがいる範囲にハイビームを照射しないようにする。

自動ブレーキの夜間対応のイメージ
図4 自動ブレーキの夜間対応のイメージ
(出所:日産自動車)
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 衝突安全では、運転者の下肢を守る「ニーエアバッグ」を装備した。また、事故発生時には自動で、急病やあおり運転などの際には手動で通報できる「SOSコール」も搭載する。これらの機能はN-BOXには搭載されていない。

 パワートレーンは、デイズと同じである。排気量0.66Lで直列3気筒の「B06型」の自然吸気(NA)エンジンと過給エンジンを用意。変速機はCVT(無段変速機)を組み合わせる。

 また、リチウムイオン電池とモーターで構成する簡易ハイブリッド機構を全車に搭載する。燃費はJC08モードで27.2km/L、WLTCモードで20.8km/Lとなっている(図5)。

新型車と先代車の比較
図5 新型車と先代車の比較
(日産の資料を基に日経Automotiveが作成)
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 N-BOXもNAエンジン車と過給エンジン車を用意するが、簡易ハイブリッド機構は搭載しない。NAエンジン車の最高出力と最大トルクは、N-BOXが新型車を上回る。N-BOX(NAエンジン車)のJC08モード燃費は27.0km/Lで、新型車とほぼ同じである。