全1342文字
PR

 新型コロナウイルスの影響が米国にも及びつつある。大規模な展示会で複数の企業が出展を取りやめたほか、イベント自体を中止する企業も現れ始めた。感染の広がりに備えて、日本と同じく米国のIT業界も身構えている。

RSA Conference 2020を開催中の米サンフランシスコのモスコーニセンター
RSA Conference 2020を開催中の米サンフランシスコのモスコーニセンター
[画像のクリックで拡大表示]

 米サンフランシスコで2020年2月24日(米国時間)に開幕した、サイバーセキュリティーの世界最大級の総合展示会「RSA Conference 2020」。新型コロナウイルスの影響でプラチナスポンサーである米IBMのほか、ゴールドスポンサーである米AT&T Cybersecurityと米Verizonなどが出展を取りやめた。4万人以上の参加が見込まれるイベント会場では、消毒などの対策が強化されている。最終的に米国の7社、中国の6社、カナダの1社が出展をやめたという。

 シリコンバレーの中心地であるサンタクララ郡で2人の感染者が確認されている。米フェイスブックは3月上旬にサンフランシスコで予定していたイベントを中止した。

 サンフランシスコ市のロンドン・ブリード市長は25日、新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言を出した。同市での感染者はいないものの、感染の発生時に関係部局が迅速に対処できるように体制を整えるというものだ。

RSA Conference 2020の展示ブース。会場の各入り口に消毒ジェルが置かれている
RSA Conference 2020の展示ブース。会場の各入り口に消毒ジェルが置かれている
[画像のクリックで拡大表示]

 日本は総務省の支援でRSA Conferenceに日本パビリオンを設営し、スタートアップを中心に16社・団体が出展を予定していた。しかし日本のセキュリティー組織であるJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)とスタートアップの1社が出展を取りやめた。