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 機械部品製作のWeb受発注プラットフォームを運営するキャディー(東京・台東)は、溶接工程を含む鋼製などの架台(装置の土台として使う部品)の受注を本格化させたと明らかにした。第24回機械要素技術展(2020年2月26~28日、幕張メッセ)で架台を前面に出して展示した(図1)。2019年秋に社内に専門のチームを立ち上げ、品質確保への取り組みなどを進めている。

架台を前面に出したキャディーのブース
架台を前面に出したキャディーのブース
第24回機械要素技術展のエリア(幕張メッセ2ホール)で。(写真:日経クロステック)
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 同社は2017年の創業。Web経由で顧客から受け取った部品の3DCAD図面から加工工程などを自動で解析し、見積もり金額と納期を瞬時に算出して提示するWeb受発注プラットフォームを運営する。受注すると、図面から解析した加工工程などを基に、その部品の製作を最も得意とすると思われる協力企業を選択して製作加工を依頼する。当初は板金部品を対象にしてスタートしたが、機械加工や樹脂切削などの工程を含む部品の受注もできるようにするなど対応範囲を広げてきた。

 板金部品の事業を手掛けるうちに、半導体や食品の製造設備に使う部品をセットでまとめて発注する顧客が現れ、その中に装置の土台となる部品「架台」が含まれるようになったという。当初は板金部品の一種として取り扱っていたが、2019年秋に架台を専門とするチームを独立させ、本格的に事業を開始した。

キャディーのブースの様子
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キャディーのブースの様子
(写真:日経クロステック)

 板金部品や切削加工部品などの図面と同様、架台には溶接などに関して業界内の暗黙の了解により図面指示のない場合が多いという。溶接部の脚長や仕上げの有無などについて顧客とやり取りしてポイントを洗い出し、Webの自動見積もりシステムに反映させる活動を進める。