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 広い店内でも迷わず、目当ての商品を一発で探せる――。東急ハンズは2020年2月、顧客向けの売り場検索アプリの実証実験を始めた。客の利便性向上や集客促進へ、小売り大手がこぞって取り組む注目アプリだ。開発には大規模小売店ならではのある悩みが立ちはだかったが、開発ベンダーのNTTデータが提案した最新技術で解決。客の利便性向上と店の悩み解消の両立を成し遂げた。

欲しい商品をアプリで検索すると、マップ上に陳列棚が表示される
欲しい商品をアプリで検索すると、マップ上に陳列棚が表示される
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 東急ハンズ本社内に検証用の陳列棚を設置し、1カ月間実証実験を行う。店舗で働く従業員がアプリの操作性の確認を重ね、アプリの改善を進める。夏以降に実店舗での検証へと進む計画だ。

東急ハンズの本社内に設けた検証用の陳列棚
東急ハンズの本社内に設けた検証用の陳列棚
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 「最近の消費者はEC(電子商取引)の買い物に慣れているため、店舗でも目当ての商品にすぐにたどり着きたいと考えている。売り場検索アプリのニーズは高い」。東急ハンズの本田浩一デジタル戦略部部長はこう断言する。

 小売店の売り場検索アプリは近年、カインズやニトリなど大手が相次ぎ実装する注目機能。米国でも数年前から米ウォルマート(Walmart)や米ホーム・デポ(Home Depot)など大手小売店がこぞって取り入れ、集客につなげている。