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 新型コロナウイルスの感染拡大で利用が広がるテレワーク。だが、急に始めようとしても何をすればいいのか分からないという企業が多いのではないだろうか。6年前の創業時から全従業員が在宅勤務という異色のITベンチャー企業、キャスターにテレワーク導入のポイントを聞いた。

約700人が完全リモートで作業

 2014年創業のキャスターは企業の人事や経理業務などの代行事業を手掛ける。社長から一般社員まで約700人の全従業員が完全リモートで働き、採用の面接もオンラインのみで完結する特異な企業だ。

ビデオ会議で取材に応じるキャスターの石倉秀明取締役COO
ビデオ会議で取材に応じるキャスターの石倉秀明取締役COO
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 同社は企業のテレワーク導入を支援する目的で「リモートワーク導入に関するホワイトペーパー」を2020年2月に公開した。石倉秀明取締役COO(最高執行責任者)は企業がテレワークに取り組むうえで最低限押さえるべきポイントとして以下の3点を挙げた。

 1点目はコミュニケーションツールの導入だ。メールだけでなく、ビジネスチャットも活用する必要がある。

 「メールはあくまで『連絡』に使うものであり、『会話』用途ではない。従業員同士がきちんとコミュニケーションをとるにはビジネスチャットが必須」(石倉取締役COO)という。有力なツールとして「Slack」「Teams」「Chatwork」などがある。

 顔を見て会話ができるビデオ会議ツールの活用も有用だ。「Zoom」「Skype for Business」「Google ハングアウト」などが一般的だ。「まずは無償で利用できるものを活用し、自分たちに合ったものを導入すべきだ」(同)とした。

キャスターはビデオ会議ツールを活用している
キャスターはビデオ会議ツールを活用している
(出所:キャスター)
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