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 「2020年3~4月にかけてIT関連機器が急激に売れ、品薄や欠品も出てきている」――。大手ECサイトの担当者はこう説明する。

 引き金になったのは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う企業のテレワーク導入だ。東京商工会議所が3月に会員企業に対して実施した調査によると、テレワークの実施率は26%。その後、政府が緊急事態宣言を4月7日に出したことから、導入企業はさらに増えているとみられる。

販売数が3~4倍に跳ね上がったIT機器も

 では、どのようなIT機器が売れているのか。冒頭のECサイト大手で売れているIT機器の筆頭格は、USB接続のPCカメラ(Webカメラ)とヘッドセットだ。2020年3月の販売数は前年同月の2倍になった。購入の主な理由はビデオ会議システムを快適に使うためだとみられる。この傾向は家電量販店などの販売数を調査しているBCNのデータでも同様だ。

2020年1~3月における主なIT機器の販売数量(前年同週比、出所:BCN)
USB接続のPCカメラやヘッドセットが売れている
PCカメラ(USB接続)ヘッドセット(USB接続)液晶ディスプレー無線LANルーター
1月6日週84.3104.1107.697.7
1月13日週82108.8105.498.1
1月20日週10195.288.793.6
1月27日週10092.490.192.5
2月3日週114.3108.8100.899.8
2月10日週106.8115.790.595
2月17日週137.4142.6102.296.5
2月24日週273.7262.4107.896.7
3月2日週398.8281.4123.3108.1
3月09日週318.8231.6111.9109.2
3月16日週329.4176.6106.399.4
3月23日週307.5174.6126.891
3月30日週426.5323.6140.6117.5

 BCNによると、2020年3月30日週におけるUSB接続のPCカメラとヘッドセットの販売数は前年同週比でそれぞれ426%、323%と3~4倍に跳ね上がった。BCN総研の森英二アナリストは「10~20%増でも何があったのかと話題になるほどで、数倍というのは聞いたことがない」と話す。無線LANルーターや液晶ディスプレーもそれぞれ117%、140%と大きく売れているという。