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新型コロナウイルスの感染拡大への対策として、679の市区町村は2020年5月1日から10万円の特別定額給付金についてオンライン申請の受け付けを始めた。5月1日午後3時現在オンライン申請が急増したためか、断続的にサービスにアクセスしにくい状態となった。
マイナンバーカードは申請急増
給付の申請は各自治体が郵送とオンラインで受け付ける。679の市区町村は、世帯全員の氏名が印字された申請書の郵送に先だって、オンライン申請の受け付けを始めた。ただオンライン申請は現時点でマイナンバーカードを持っている人だけが対象だ。
オンライン申請する場合は、マイナンバー制度の個人向けインターネットサイト「マイナポータル」の「ぴったりサービス」を使う。加えて、いつからどう給付を受けられるか、住んでいる自治体のWebサイトを確認する必要がある。
マイナンバーカードを持っていない場合は、カードを受け取る際の本人確認などのために市区町村窓口まで出向く必要がある。しかも現在マイナンバーカードの申請が急増しているといい、カード発行までに相当の時間がかかる恐れがある。そのため自治体は感染拡大を防ぐため、特別定額給付金について郵送による申請を勧めている。
フローチャートが役に立つ
茨城県五霞町の町民税務課は、住民がオンラインと郵送のどちらの方法で申請したらよいかを判断できるフローチャートを作成してオープンデータとして公開した。既にこのフローチャートを基にWebサイトで案内を始めた他の自治体もある。
関連サイト:五霞町オープンデータ