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 米アップル(Apple)は2020年5月5日、開発者会議「WWDC20」を同年6月22日からオンラインで開催すると明らかにした(発表資料)。これまで大規模な会場で開催してきたが、新型コロナウイルスの影響から、Webサイトやアプリを通じて実施する。参加費は無料。アップルはWWDC20のオンライン開催を既に告知していたが、今回初めて開催日を明らかにした。WWDCでは、iOSやmacOSといったアップル製品に搭載されるOSの次期バージョンや同バージョンの各種新機能に加えて、新製品が発表される。今年も新OSなどが発表される予定で、AR(Augmented Reality、拡張現実感)や測距が可能な無線通信「UWB(Ultra Wide Band、超広帯域無線通信)」関連に注目が集まりそうだ。

「WWDC20」を2020年6月22日からオンライン開催
「WWDC20」を2020年6月22日からオンライン開催
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 アップルは近年、AR技術の研究開発に力を入れており、AR機能を年々拡充している。2019年のWWDCでは、iOS 13向けARライブラリーの新版「ARKit 3」を発表した(関連記事:ARに注力するアップル、iPhone「2019年モデル」への布石か)。2020年3月には、距離画像を取得できるToFセンサーを搭載した新しい「iPad Pro」を発売。同センサーを使えば、画像認識よりも空間把握を正確に実施できるため、ARに向く(関連記事:新型iPad Proに空間認識センサー、アップルがARグラスへ着々)。今回のWWDCではこのToFセンサーを利用した新機能やアプリ開発環境の拡充について発表されそうだ。加えて、開発が噂されているアップル製のARグラスに関連する情報が発表されるかどうかも注目されている(関連記事:アップルのARグラスは2020年登場か、その舞台裏を探る)。