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 データセンター大手の米エクイニクス(Equinix)が日本で大規模データセンター(DC)事業を立ち上げる。シンガポールの政府系投資会社であるGICと組み、10億ドル(約1062億円)超を投資して東京エリアの2カ所、大阪エリアの1カ所で国内最大規模のDCを開設する計画だ。パブリッククラウド向けに特化したDCを提供することで、米アマゾン・ウェブ・サービス(Amazon Web Services)や米マイクロソフトといった「ハイパースケールクラウド事業者」の需要の取り込みを狙う。

 2020年下半期にGICとの契約の手続きを完了し、DCを開設・運営する合弁会社を設立する。具体的な立地は公表していないが、すでに東京エリアの1カ所めのプロジェクト「TY12x」と大阪エリアのプロジェクト「OS2x」が進行中という。エクイニクスでアジア・パシフィック地域プレジデントを務めるジェレミー・ドイッチュ氏は「TY12xは施設を建設中で、OS2xは建設に必要な事前作業を進めている」と説明する。

米エクイニクスとシンガポールGICの合弁会社が運営する国内のハイパースケールDC
名称開設時期第1段階でのサーバーラック収容数最終的なサーバーラック収容数(最大供給電力)
TY12x(東京エリア)2020年第4四半期950台5525台(45メガワット)
OS2x(大阪エリア)2021年第4四半期1350台5475台(38メガワット)

 TY12xは2020年第4四半期にサービスを開始する予定だ。第1段階の投資額は1億4700万ドル(約156億円)で、950台のサーバーラックを収容する施設を設ける。段階的に施設を拡張して最終的には5525台を収容する(最大供給電力は45メガワット)。一方、OS2xは2021年第4四半期のサービス開始を予定している。第1段階の投資額は1億5600万ドル(約166億円)で、1350台のサーバーラックを収容。最終的に5475台まで拡張する(最大供給電力は38メガワット)。