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 ロボット開発スタートアップのZMPは2020年5月8日、同社の無人配達ロボット「デリロ」の実証実験を東京都心部で実施すると発表した(図1)。都心湾岸部の高層マンションが集中するエリアで、配達ルートは私有地だけでなく公道も含めるのが特徴。同社の広報担当者によれば、「交通規制をかけない状態での無人配達ロボットの公道実証実験は今回が初めて」という。期間は2020年夏ごろから数カ月間を予定する。

図1 ZMPの無人配達ロボット「デリロ」
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図1 ZMPの無人配達ロボット「デリロ」
自動運転技術を搭載する配達ロボットで、荷物を入れるボックスを備える。ボックスの内寸は長さ52×幅52×高さ40cmで、50kgまでの荷物を運搬できる。(出所:ZMP)

 デリロは自動運転技術を搭載した配達ロボット。荷物を搭載できるボックスを備える。ボックスの内寸は長さ52×幅52×高さ40cmで、50kgまでの荷物を運搬できる。電池で駆動し、稼働時間は4~6時間。最高速度は6km/hである。

 ZMPの広報担当者によれば、「新型コロナウイルスの影響で、直近2カ月間のデリロのカタログのダウンロード数は以前の4倍に増えた」という。正式な発売は2020年末ごろの予定だが、新型コロナでロボットによる無人配達のニーズが高まったと判断し、公道実証を始めることを決めた。

 無人配達ロボットの公道での実証実験については、2018年10月にソフトバンクグループのリアライズ・モバイル・コミュニケーションズが国内で初めて実施している。同実験は北海道札幌市内で、道路を封鎖して商品を運搬したもの。

 ZMPの実験では交通規制をかけず、オペレーターが公道で配達ロボットと並進する。同社の広報担当者は「政府は公道規制の緩和に向けて動いており、実験ではエリア付近の配達事業者などからの商品運搬を見込んでいる」と語った。