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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛の影響を大きく受けた職種の1つが「営業・販売職」だ。BtoB(企業向け)の営業であれば得意先への訪問ができなくなり、販売機会が減る。経営破綻したレナウンのように、BtoC(消費者向け)でも自社店舗に来店する個人客は激減し、経営に打撃を与えている。

Web会議システム「bellFace」を使ったオンライン営業のイメージ
Web会議システム「bellFace」を使ったオンライン営業のイメージ
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 厳しい状況を打開すべくどんな業種や企業が積極的に動いているのか――。社内会議向けではなく「インサイドセールス(直接面会しない営業)」、つまりオンライン営業に特化したWeb会議システム「bellFace」を提供しているベルフェイスの岩田恭行セールスグループゼネラルマネージャーに新型コロナ禍で特徴的な顧客の動きを聞いた。

  bellFaceを使うと、Webで営業相手と動画でやり取りし、資料を見せたり、メモを作成して送ったりできる。同社については、俳優の照英がふくらはぎのヒラメ筋を見せつけ、「足で稼ぐのが営業だ!」と豪語し、その直後に「それ、古いです」と流れるテレビコマーシャル(CM)やタクシー車内の動画で知った人も多いのではないだろうか。

新型コロナ対策として2020年3月5日からbellFaceの無償提供を始めた。反響はあった。

 有償のbellFaceを使う顧客が約1300社なのに対して、2020年4月末から5月のゴールデンウイークあたりまでに利用登録のあった企業は1万1000社を超えた。新型コロナの影響の大きさを感じている。無償提供を始めた直後に3000社、3月下旬から4月の緊急事態宣言発令後あたりまででもう3000社増え、そこから5月のゴールデンウイークまででさらに5000社増えた。

なぜbellFaceでオンライン営業をする企業が増えたと考えているか。

 テレワークに移行する企業が増えたのが要因と考えている。これまでは対面が前提だった社内会議もWeb会議に移行した。営業をする側も受ける側も、Web会議の扱い方や進め方に慣れてきたことで、オンライン営業のハードルが下がったのではないか。