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 新型コロナウイルス対策として1人10万円を給付する「特別定額給付金」を巡る混乱が拡大している。政府が「給付金を迅速に給付できる」として推奨したオンライン申請を、2020年5月26日時点で少なくとも28の自治体で中止や休止をしていることが分かった。当該自治体の人口を単純に合算すると762万人に上り、行政手続きを担うシステム基盤が脆弱であることが改めて浮き彫りとなった。

特別定額給付金のオンライン申請の中止・休止を発表した自治体(日経クロステック調べ)
市区町村名人口(万人)※1最終受付日再開予定日
岡山県岡山市725月24日中止
東京都足立区675月31日記載なし
東京都八王子市585月25日記載なし
東京都杉並区565月31日中止
大阪府東大阪市505月27日中止
岡山県倉敷市485月31日中止
広島県福山市465月27日中止
東京都町田市435月28日8月1日
香川県高松市425月24日中止
高知県高知市345月19日中止
秋田県秋田市325月29日中止
大阪府八尾市275月30日中止
東京都府中市265月29日中止
東京都調布市235月20日6月下旬
東京都荒川区215月24日記載なし
埼玉県新座市165月28日未定
東京都武蔵野市145月29日未定
奈良県橿原市125月24日中止
東京都国分寺市125月25日記載なし
北海道北見市125月24日記載なし
京都府亀岡市95月31日未定
静岡県袋井市95月24日7月1日
山梨県笛吹市75月22日中止
千葉県旭市75月22日未定
沖縄県名護市65月27日記載なし
滋賀県湖南市55月24日中止
岡山県笠岡市55月24日中止
奈良県河合町25月19日中止
※1 自治体の人口が多い順に並べた。人口は2015年国勢調査時点の数値を利用し、1万人未満は四捨五入した。

 2020年5月26日までにWebサイトで中止や休止を発表したりオンライン申請を手続きする「マイナポータル(ぴったりサービス)」上で受付を中止や休止したりした自治体を、日経クロステック編集部が独自に集計した。受付を一時休止したが5月26日までに受付を再開した自治体を含めていない。

 受付を中止した自治体は、岡山市(2015年の国勢調査時点の人口は約72万人)や大阪府東大阪市(同50万人)など15自治体。一方、受付を休止した自治体は13自治体となっている。