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 日産自動車は、小型SUV(多目的スポーツ車)の新型「キックス(Kicks)」を2020年6月に日本で発売する。同社の社長兼CEO(最高経営責任者)の内田誠氏が、同年5月28日に開いた新中期経営計画の発表会見で明かした。同社の小型SUV「ジューク」の後継車種になる(図1)。

キックス
図1 タイで販売する新型「キックス」
(出所:日産自動車)
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 新型キックスは、苦戦している日本販売を立て直す重要な車両の1つである。同社のシリーズハイブリッド機構「e-POWER」を全車に搭載する(図2)。また、自動ブレーキや先行車追従(ACC)、死角検知など14の機能を搭載し、予防安全性能を強化する。アクセルペダルの操作だけで加減速できる機能「e-ペダル」も備える。

新型車のエンジン室
図2 新型車のエンジン室
(出所:日産自動車)
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 新型車は既にタイで生産し、20年5月中旬から同国で販売している。今回、日本に投入する車両も日本では生産せず、タイで造って日本に輸出する。

 日産はジュークの欧州仕様車を全面改良して、19年11月に発売した。英国のサンダーランド工場で生産する。シリーズハイブリッド機構のe-POWERや、先進運転支援システム(ADAS)「プロパイロット」を搭載するほか、Bセグメント向けプラットフォーム「CMF-B」を適用し、改良前より車内空間を広くした。