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 緊急事態宣言が全面解除されたとはいえ、新型コロナウイルスとの闘いは終わっていない。ホテルや小売店では「第2波」に備え、ITを駆使して「3密」(密閉、密集、密接)を防止する取り組みが続々と進んでいる。

 星野リゾートは2020年6月1日、大浴場の混雑状況を顧客がスマートフォンから確認できる「3密の見える化」サービスを同社運営の15施設で開始した。大浴場の入り口にセンサーを設置して利用者数をカウント。混雑状況を3段階で表示し、利用客の集中を避ける。

大浴場の混雑状況をスマートフォンで確認できる
大浴場の混雑状況をスマートフォンで確認できる
(出所:星野リゾート)
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大浴場の入り口に設置したセンサー
大浴場の入り口に設置したセンサー
(出所:星野リゾート)
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 チェックイン時に受け取った館内案内に記載のQRコードを読み込むとWebサイトにつながり、混雑状況を確認できる。宿泊者だけが見られるように利用客用のWi-Fi以外からはアクセスできない。

 同社によると、「混雑状況を見える化することで3密を避け、お客様に安心してご利用いただく狙いがある」。システムはすべて自社開発した。6月中に大浴場を有する全23施設への導入を完了する予定だ。今後はフロントやプールなどへの導入も検討する。

 ホテル事業を手掛けるUDSも6月中に同社運営の「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」で混雑状況を可視化するサービスを導入する。「新型コロナの感染拡大以降、お客様が安全な環境を求める傾向が強まっており、当社の施設を安心してご利用いただけるようシステムの導入を決めた」(同社)という。混雑状況の可視化サービスを手掛けるスタートアップ、バカン(VACAN)のサービスを採用した。