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 ダイハツ⼯業は、SUV(多⽬的スポーツ⾞)タイプの軽自動車「タフト」を、2020年6月10日に発売した。同社の車両開発手法「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」に基づいて開発した第3弾の車両になる(図1)。

タフト
図1 新型軽SUV「タフト」
(出所:ダイハツ工業)
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 DNGAでは、一括開発・企画や共通領域注1)の採用によって、部品の共用化率を軽自動車で75%超、小型車で80%超に高める。開発コストを抑えるためである。軽自動車とA/Bセグメントの小型車の間でも、可能な部品は共用する。

注1)DNGAでは、エンジンやサスペンションの取り付け位置、着座位置、ボディー骨格の構成などを「共通領域」とし、その他の部分を車種ごとに変える「変動領域」としている。

 こうした考え方に基づき今回の新型車は、DNGA適用車の第1弾である軽自動車「タント」と同じ新開発の「KF型」エンジン注2)を搭載した。排気量0.66Lで直列3気筒の自然吸気(NA)エンジンと過給エンジンがあり、最高出力や最大トルクの値は、いずれもタントのエンジンと変わらない。

注2)複数回点火(マルチスパーク)方式の採用や、燃料噴射方法の改良(スワール噴霧)によって、従来のエンジンより燃焼効率を向上させた。

 一方、変速機については一部の車種で、新型車とタントで搭載した機種を変えた。過給エンジン搭載車には、DNGAに基づいて開発した新型の無段変速機(CVT)「D-CVT」を搭載するが、NAエンジン搭載車は従来のCVTを搭載した。タントでは過給エンジン車もNAエンジン車も、新型CVTを搭載する(図2)。

新型CVT
図2 過給エンジン車に搭載した新型CVT
タントに搭載しているもの。日経Automotiveが撮影。
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