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 ダイハツ工業は2020年6月22日、インドネシアで生産する新型の小型商用車を、同年9月4日に日本で発売すると発表した。同社のインドネシア法人であるアストラ・ダイハツ・モータ(Astra Daihatsu Motor:ADM)が生産し、日本に輸出する。同国で生産した商用車をダイハツが日本で販売するのは、今回が初めてである(図1)。

グランマックス カーゴ
図1 新型商用車「グランマックス カーゴ」
(出所:ダイハツ工業)
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 新型商用車「グランマックス」には、バンとトラックの2種類がある。いずれも、ダイハツの先進運転支援システム(ADAS)「次世代スマートアシスト」を搭載して、予防安全性能を強化した。また、同社の新興国向けエンジンを搭載し、燃費性能を高めた(図2)。

グランマックス トラック
図2 新型商用車「グランマックス トラック」
(出所:ダイハツ工業)
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 新型車のADASはセンサーとして、デンソー製の新型ステレオカメラを搭載した。同カメラを使う自動ブレーキは、夜間の歩行者に対応する。街灯がある環境下に加えて、街灯がない環境下でも、歩行者全体をヘッドランプで照らしていれば、検知できる場合がある。ダイハツの車両が夜間歩行者に対応するのは、20年6月10日に発売した軽SUV(多目的スポーツ車)「タフト」に次いで2車種目となる。

 エンジンは、排気量1.5Lの新興国向けエンジン「2NR-VE」を搭載した。インドネシア向けの3列シートのMPV(多目的車)「アバンザ」(トヨタ自動車に供給する車両)や、小型SUV「テリオス」(トヨタの車名は「ラッシュ」)などに搭載しているエンジンと同じである

 変速機は5速手動変速機(5速MT)、あるいは4速自動変速機(4速AT)を組み合わせる。WLTCモード燃費は、バン(5速MTの前輪駆動車)で12.6km/L、トラック(同)で12.9km/L。従来に比べて約20%向上した(図3)。

新型車の燃費性能
図3 新型車の燃費性能
(出所:ダイハツ工業)
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