全3984文字
PR

 2020年6月19日、厚生労働省がスマートフォンで使える新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA(COVID-19 Contact-Confirming Application)」の配布を始めた。新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した可能性があるユーザーにそのことを通知するアプリだ。Android用とiOS用があり、それぞれGoogle Play、App Storeからダウンロードできる。

COCOAの画面
COCOAの画面
左からアプリのホーム画面、アプリの説明、インストール時のパーミッション。パーミッションでは、位置情報や電話帳へのアクセスなどは要求されなかった。(画像:新型コロナウイルス接触確認アプリの画面をキャプチャー)
[画像のクリックで拡大表示]

 使い方は、ダウンロードして、インストールを行い、利用に関する許諾をするだけ。すると、アプリが常時起動し、Bluetoothを介して近くにいるスマホ同士が情報の交換を始める。アプリユーザーの中で感染者が見つかると、この情報を基に、アプリからの警告が発せられる。条件は、判明した日から過去14日間において、おおよそ1m以内という近い距離で15分以上、その感染者と一緒にいた場合だ。その際、感染の可能性を想定して適切な行動をとることや相談窓口の連絡先などが表示される。

「新型コロナウイルス接触確認アプリ」の概要
「新型コロナウイルス接触確認アプリ」の概要
(出所:厚生労働省の資料)
[画像のクリックで拡大表示]
感染判明時のプロセス
感染判明時のプロセス
(出所:厚生労働省の資料)
[画像のクリックで拡大表示]

 厚生労働省は「互いに分からないようにプライバシーを確保し、個人を特定できないようにしている」と説明しているが、仕組み上、本当にそうなのか気になる人も少なくないだろう。Bluetoothによってお互いの情報を交換するときのBluetoothのデータをキャプチャーするなどしてため込めば、第三者が個人の行動履歴を調べられるのではないかという懸念もある。そこで、接触確認アプリがどのように動作するのか、調べてみた。