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 米国のCS(顧客満足度)に関する調査会社、J.D.パワー(J. D. Power)は2020年6月24日、2020年の自動車初期品質調査(Initial Quality Study:IQS)の結果を発表した。ブランド別ランキングでは、欧米FCA(Fiat Chrysler Automobiles)の「Dodge」と韓国・起亜自動車(Kia Motors)の「Kia」が首位となった。高級車ブランドの首位は韓国・現代自動車(Hyundai Motor)「Genesis」(総合5位)となった。一方で、日本車では平均点に届かないブランドも多く、2020年も低調が続いている(関連記事)。

(出所:J. D. Power)
図1 2020年ブランド別PP100ランキング
日本勢では三菱自動車以外の多くが平均点付近かそれ以下に沈んだ
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 同調査は米国市場で2020年モデルの新車を購入もしくはリース契約した人を対象に、購入・リース後の90日間に経験した不具合を調べたもの。2020年2月から5月にかけて調査し、8万7282人から回答を得た。100台当たりの不具合数を「PP100」としてスコア化した。スコアが小さいほど不具合が少なく、初期品質が高いと見なされる。

 今回から調査項目を再設計し、新たに「運転支援」分野を加えた9分野・223項目を調査した。これまでと同様の部品や機能の故障のほか、新たに機能が「使いにくい」「理解しにくい」「望む方法で機能しない」というユーザーインターフェースやユーザー体験に関する評価も含むことになった。そのため、前年までの評価より大幅にスコアが増加(クレーム数が増加)しているが、従来より品質が悪化したという意味ではない。