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 米マサチューセッツ工科大学(MIT)は、同大学の研究者が、ダイヤモンド素子を用いて世界最多規模といえる128量子ビットを集積したシステムを開発したと「Nature」誌などに論文発表した(図1)。量子コンピューターとしてはまだ動作しないが、個々の量子ビットの動作や信号の伝達性は確認したとする。量子ビットとしての高い精度や寿命と、スケーラビリティー(規模拡張性)を兼ね備えており、量子コンピューター技術の主役に躍り出る可能性がある。

図1 今回の量子マイクロチップレット(QMC)と配線基板のイメージ
図1 今回の量子マイクロチップレット(QMC)と配線基板のイメージ
QMCは図上部の櫛のようなもの。サファイアから成る配線基板上には、制御用の電極となる白い平面状のパターンと、電気配線に見える窒化アルミニウム(AlN)の光導波路が描かれている。図手前は、光導波路が集まった箇所にQMCを配置した様子。(図:Noel H Wan/MIT)
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