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 「64.8%の企業が緊急事態宣言中でも中途採用を継続した」――。コロナ禍での採用活動について意外な調査結果が出てきた。これはリクルートキャリアが2020年7月13日に発表したもので、転職支援サービス「リクルートエージェント」を利用している2013社に実施した調査の結果から判明した。回答期間は2020年6月19日から25日までだった。

64.8%が緊急事態宣言中も採用活動を続けていた
64.8%が緊急事態宣言中も採用活動を続けていた
(出所:リクルートキャリア)
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 現在の採用活動について、緊急事態宣言以前から変わらず「採用活動を続けている」とした回答は64.8%だった。緊急事態宣言中は一時停止したが解除後は「採用活動を再開している」という回答が19%、現在も「採用活動を停止している」という回答が16.2%だった。

 リーマン・ショック後のように、経済活動が停滞すると採用活動も停滞するのが常識だった。今回も航空会社が新卒採用を停止するなどの動きはある。一方、採用意欲が依然として強いという調査結果について、採用コンサルタントの谷出正直氏は「店舗を持つ企業がWebサイトでの販売や事前オーダーを強化したり、一般企業でも社員のテレワーク環境を整えたりするために、ITエンジニアを取り込む動きが強まっているからではないか」という見方を示す。