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50%を「グリーン空間」に設定

 2006年にキットッソン・アンド・パートナーズ社の会長と最高経営責任者(CEO)を務めるシッド・キットッソン氏は、9万1000エーカーの土地をバブコック家から購入した。その後、9万1000エーカーにうち7万3000エーカーの土地をフロリダ州政府に自然保護地を創設するために売却した。ちなみにこれは、フロリダ州で歴史上最大となる保護用地の購入という。

 キットッソン氏は、「(土地開発において)賢い成長と自然保護が連携できることを証明する」との熱意を持ちつつ、売却した自然保護地に隣接する残りの1万8000エーカーを、持続可能で革新的な新しいコミュニティとして開発するための承認を同州から受けた。

 同氏はコミュニティを計画するにあたり、自然保護地に隣接する土地の50%を「グリーン空間」に設定し、残りの土地に分譲住宅、商業施設(床面積600万平方フィート)、さらに小学校などを開発する計画を立てた。「グリーン空間」には、牛の放牧地、湖沼、野生生物の生息地、さらに50マイルに達するハイキング用の遊歩道も含まれている(図2)。

図2●牛の放牧地など自然に恵まれた、バブコック・ランチの分譲住宅地開発
図2●牛の放牧地など自然に恵まれた、バブコック・ランチの分譲住宅地開発
(出所:Kitson & Partners)
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