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 神奈川県のトヨタ自動車系ディーラーである神奈川トヨタ自動車と横浜トヨペットの2社が共同出資するアットヨコハマは横浜市臨海部のみなとみらい地区で、移動手段を便利に使えるMaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)に乗り出した。2020年7月にMaaSアプリ「my route(マイルート)」の運用を始めた。1つのアプリで多数の公共交通機関の経路を検索して利用できるようにするものだ。

横浜版「my route(マイルート)」のパンフレット
横浜版「my route(マイルート)」のパンフレット
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 もともと同年5月ごろのサービス開始を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大のために延期した。同年7月23日に横浜市交通局が新型連接バス「BAYSIDE BLUE(ベイサイド・ブルー)」の運行を開始するタイミングに合わせた。

 神奈川トヨタ自動車の持ち株会社であるKTグループの東昭人専務は「MaaSは外出時の移動の量を増やす面があり、新型コロナとは相性が悪かった。車内空間が広い連接バスや、密集とは無縁の自転車シェアなども組み合わせて『密を避けるアプリ』として訴求することにした」と説明する。

九州のアプリを横浜にも展開

 MaaSアプリの展開自体は全国で徐々に始まっており、今では珍しくない。アットヨコハマは、既に九州でトヨタ自動車と西日本鉄道が共同展開しているmy routeアプリを採用し、横浜版の機能を追加した。

 my routeアプリで出発地と目的地を指定すれば、電車・バスやタクシー、レンタカー・カーシェア、自転車シェアなどを組み合わせた経路を検索できる。風景を楽しみながら移動できる水上バスも経路に組み込める。

横浜版my routeの対応交通手段一覧
横浜版my routeの対応交通手段一覧
(出所:アットヨコハマ)
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 横浜市交通局の地下鉄・バスについては、アプリ上で1日乗車券のデジタルチケットを購入して利用できる。ドコモ・バイクシェアの自転車シェアとタクシー配車のJapanTaxi(ジャパンタクシー)については決済までアプリで完結する。