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 ブリヂストンが開発した新材料「SUSYM(サシム)」。その特徴はゴムとプラスチックが分子レベルで結合し、両材料の機能を併せ持つこと。同社は「両者を共重合させた世界初の材料」と胸を張る。

ゴムとプラスチックを分子レベルで結合
ゴムとプラスチックを分子レベルで結合
サシムは、ブリヂストンが独自に開発したガドリニウム化合物を重合触媒に用いて、ゴムとプラスチックを分子レベルで結合させたポリマー「SUSYM(サシム)」の生成に成功した。(出所:ブリヂストン)
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最大の魅力は「技術者に夢を見させる力」

 サシムはゴムのように弾力性があり、プラスチック並みの強度を持つ。例えばくぎを刺してもなかなか穴が開かない。熱可塑性を持ち、穴が開いたり傷が付いたりしても、熱を加えるだけで塞がってすぐ修復できる。さらに材料の組み合わせ方や製造条件で特性を大きく変えられるという。

サシムの強度の高さ
サシムの強度の高さ
サシムはゴムの伸びとプラスチックの強さを併せ持ち、くぎを押し付けて局所的に力を加えても穴が開きにくい。(出所:ブリヂストン)
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サシムの修復性の高さ
サシムの修復性の高さ
サシムは傷ができても(上)、熱を加えればプラスチック系分子が溶けて傷が塞がる(下)。(出所:ブリヂストン)
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