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 ミスミグループ本社(ミスミ)は、オンラインでのアルミフレーム発注サービス「MISUMI FRAMES」のユーザー数が、サービス開始(2020年2月)後4カ月で1万人を突破したと明らかにした。MISUMI FRAMESでは、顧客が独自にアルミフレーム製のきょう体を設計でき、部品選定や見積もり、発注までできる。

 アルミフレームは軽くて強く、加工性にも優れることから産業機械のきょう体や架台によく使われ、機械の規模や形状、設置場所などに合わせて個別に設計する場合が多い。MISUMI FRAMESでは、ユーザーはCADを保有していなくても、アルミフレームのきょう体の設計が簡単にできるツールの提供を開始。「CAD使用経験のない、紙とペンで設計していたユーザーでも容易に使えるようにした」(ミスミ)という。

MISUMI FRAMESの専用設計ツールの画面
MISUMI FRAMESの専用設計ツールの画面
(出所:ミスミ)
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CADなしでアルミフレームきょう体を設計

 ミスミによれば、家庭用パソコンのようにスペックの高くないパソコンでも利用可能なため、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で「テレワーク体制となった企業からの引き合いが増加している。SNSなどでの評価も良好」(同社)という。「過去にアルミフレームを活用していなかったユーザーの利用も広まっている」(同社)と、潜在的なユーザーの掘り起こしにもつながった。

 アルミフレームきょう体の設計は、汎用品の押し出し材や締結部品をどう組み合わせるかを決めていく作業が中心である。技術的な難易度は高くないものの、さまざまなメーカーのカタログから部品を選定し、仕様や個数を細かく確認する必要があって手間がかかり、かつ部品の種類や個数も多くなりがちだ。故に設計から発注までの処理が煩雑で工数がかさんでしまい、それがユーザーの負担になってきた。