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 シーメンスヘルスケアは2020年8月20日、人工知能(AI)による脳や前立腺のMRI画像の診断支援ソフトなど4種類のクラウドAIサービスを、同年内に国内で提供開始する予定だと明らかにした。同社のクラウドサービス「teamplay」などを介して医療機関向けサービスとして提供する。

 同社は2020年6月、胸部CT画像を深層学習により解析し、肺や心臓、大動脈、胸椎などの異常を検出しやすくするクラウドAIサービス「AI-Rad Companion」の医療機器承認を取得し提供を始めている。読影医が読影する前にスクリーニングやトリアージとしてAIで解析し、読影の質を向上させる用途で、すでに「多くのお客様に使っていただいている」(狩野慎一郎デジタルヘルス&SYNGO事業部部長)という。

胸部CT画像のAI解析ソフトの画面
胸部CT画像のAI解析ソフトの画面
出所:シーメンスヘルスケア
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 この胸部CT画像の解析ソフトを2020年内にバージョンアップするほか、新たに脳MRIと前立腺MRIの画像解析ソフト、がんの放射線治療などで治療のための位置決めなどに使う治療用CT向けの解析ソフトを同年末までに順次提供する。いずれも米食品医薬品局(FDA)の認可を取得済みで、国内でも医療機器として承認・認証を取得するための調整を進めている。脳MRIと前立腺MRIの画像解析ソフトは先行して提供を始める見通しだ。