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 紳士服市場におけるデジタル活用が活発化している。

 紳士服専門店のタカキューは2020年10月1日から、デジタル技術を駆使して体のサイズを測る「サイズテック」事業に乗り出す。AI(人工知能)や3Dモデリング技術を駆使し、EC(電子商取引)サイトでオーダーシャツの販売を始める。老舗紳士服店のサイズテック参入によって、アパレル市場における各社のサービス開発を巡る競争は一段と激しさを増しそうだ。

 タカキューは10月1日にEC専業紳士服ブランド「redro(レドロ)」を立ち上げる。Webサイト上でシャツの柄やデザインを選んだうえで、スマートフォンのカメラで全身を採寸して注文する仕組みだ。サービスローンチ時点では約1800通りのデザインをそろえ、販売価格は4000円と5000円の2通りを用意する。

仕上がりのイメージを3Dで確認できる
仕上がりのイメージを3Dで確認できる
(出所:タカキュー)
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 採寸には中国のAI開発ベンチャー、TOZIテクノロジーカンパニー(SHENZHEN TOZI TECHNOLOGY)が持つ、全身を3Dで捉えて体のサイズを測る技術を採用した。撮影前に身長と体重を入力し、スマホのカメラで正面と横からそれぞれ1枚ずつ撮影すると、数十秒で首回りや肩幅、ウエストなど全身9カ所のサイズを測れる。

スマホのカメラで正面と横からそれぞれ1枚ずつ撮影し、数十秒ほどで全身9カ所のサイズを測れる
スマホのカメラで正面と横からそれぞれ1枚ずつ撮影し、数十秒ほどで全身9カ所のサイズを測れる
(撮影:日経クロステック)
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 タカキューは2021年2月期に同事業で売上高1億円を目指す。「中長期では年間100万枚程度を販売する計画」(同事業を担当するタカキューの畑中成営商本部新規事業推進部部長)という。