全1494文字
PR

 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2020年10月6日に発表した同年9月の車名別新車販売台数によると、登録車と軽自動車を合わせた総合順位で、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」が首位となった。同年8月まで9カ月連続で首位を維持していたホンダの軽自動車「N-BOX」は、2位に順位を下げた。

 トヨタは20年8月31日に、小型SUV(多目的スポーツ車)の「ヤリスクロス」を発売した。同車は9月からヤリスの販売台数に含まれており、ヤリスシリーズ全体の販売をけん引した。また、総合順位で10位以内に入った登録車はすべてトヨタ車であり、同社の販売力の強さを改めて示した(図1)。

ヤリスクロス
図1 首位奪取に貢献した「ヤリスクロス」
(出所:トヨタ自動車)
[画像のクリックで拡大表示]

 日産自動車が20年6月30日に発売した小型SUVの「キックス」は、8月は登録車だけの順位で38位(販売台数は1178台)だったが、9月は19位(3493台)に順位を上げた。競合車であるトヨタの小型SUV「C-HR」(9月の販売台数は3681台、登録車だけの順位で17位)に迫り、ホンダの同「ヴェゼル」(同2894台、同26位)を上回った(図2)。

キックス
図2 日産の小型SUV「キックス」
(出所:日産自動車)
[画像のクリックで拡大表示]

 軽自動車では、スズキの「ハスラー」の9月の販売台数は前年同月に比べて12.3%増加の7757台。軽自動車だけの順位で7位だった。一方、ハスラーの競合車であるダイハツ工業の「タフト」の9月の販売台数は6873台であり、軽自動車だけの順位で10位である(図3)。ただ、両車ともに9月の販売台数は8月より増えた。10月以降、両車の販売競争は激しくなりそうだ。

タフト
図3 ダイハツの軽SUV「タフト」
(出所:ダイハツ工業)
[画像のクリックで拡大表示]

 20年9月の新車販売上位10車種は以下の通りである(カッコ内は前年同月比の増減率、※は軽自動車)。

2020年9月メーカー名車種名販売台数
1位トヨタヤリス2万2066台(──)
2位ホンダN-BOX1万8630台(-34.6%)※
3位スズキスペーシア1万5592台(-1.0%)※
4位トヨタカローラ1万3579台(+22.9%)
5位トヨタライズ1万3077台(──)
6位ダイハツタント1万1897台(-45.6%)※
7位日産ルークス1万736台(──)※
8位トヨタアルファード1万436台(+60.0%)
9位ダイハツムーヴ8999台(-33.3%)※
10位トヨタハリアー8979台(+130.8%)