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 東京都がスタートアップエコシステムの形成に向け、ギアを上げている。2020年9月14日、「Team Invest Tokyo」のキックオフ準備会合を開催。同年1月に設立した「スタートアップ・エコシステム 東京コンソーシアム」における主要プロジェクトの1つと位置づける。以前から掲げてきた国際金融都市構想と併せて、FinTechの発展につながる動きが加速し始めた。

(出所:東京都の資料を基に日経FinTech作成)
(出所:東京都の資料を基に日経FinTech作成)
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 準備会合には小池百合子都知事や宮坂学副知事に加え、3メガバンクと大手デベロッパーが参加。官民連携の体制でアジアを中心とした外国企業の誘致に力を入れるほか、海外の関連団体やスタートアップ支援企業などとも手を組み、国内外で情報発信や企業マッチングを進める方針だ。9月下旬にも本格的な取り組みを開始する。

 スタートアップ・エコシステム 東京コンソーシアムには2020年8月24日時点で190に上る会員が参画済み。構成メンバーは、大手民間企業や大学、VC(ベンチャーキャピタル)など多岐にわたる。「エコシステムを形成するプレーヤーがつながれる基盤になる」と、東京都外国企業誘致推進担当課長の田川理映子氏は語る。

9月中にも政府と研究会

 東京都はかねてより、アジアにおける金融センターの地位を確立することを目標に掲げてきた。Team Invest Tokyoにおいても、金融分野の施策を先行して進めていく見通しだ。

 8月には小池知事が金融センターの実現に向け、西村康稔経済再生担当大臣に税制やビジネス環境の整備を議論することを提案。政府と東京都で研究会を発足することで大筋合意している。