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 学ぶ点は多いが、米Tesla(テスラ)は将来の期待で評価されている──。トヨタ自動車(以下、トヨタ)の豊田章男社長が、2020年11月6日の2021年度第2四半期決算発表においてTeslaについてコメントした。同社が造るのは電気自動車(EV)だけ。これに対し、「電動化フルラインアップメーカー」(同社長)であるトヨタが「今後(各国で)選ばれるという意味で(Teslaの)一歩先に行っている」と胸を張った。

トヨタ自動車の豊田章男社長
トヨタ自動車の豊田章男社長
時価総額でTeslaに負けていることに対して語った。(出所:トヨタが配信した動画を日経クロステックがキャプチャー)
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 現在、Teslaの時価総額はトヨタのそれを大きく超えており、株式市場だけではなく、日本の製造業でも大きな関心を集めている。ところが、Teslaの年間販売台数はトヨタの30分の1割程度しかない上に、直近では黒字を計上しているものの「自動車事業単体ではこれまで赤字を出し続け、まだほとんど利益を出せていない」(トヨタ自動車関係者)。そうした企業の時価総額が、毎年安定的に1兆円を大きく超える営業利益を生み出しているトヨタを超えるという市場での評価については懐疑的な見方もある。

 この疑問に対する記者からの問いに、豊田氏は「言葉を選ばずに言わせてもらう」と、“直球”で答えた。その回答の趣旨は次の通り。