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 ディー・エヌ・エー(DeNA)の子会社であるDeNAライフサイエンスが、一般消費者向け遺伝子検査サービスで蓄積したデータを製薬企業に提供する事業を始める。同社は2020年12月3日、製薬企業など向けに事業支援サービスを手掛けるIQVIAジャパングループと協業を開始したと発表した。

DeNAライフサイエンスとIQVIAジャパングループの協業のイメージ
DeNAライフサイエンスとIQVIAジャパングループの協業のイメージ
(出所:DeNA)
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 提供するのは個人と結びつかない統計データが対象。検査利用者の同意が得られれば最大10万人規模のデータを提供できる見通しだ。DeNAライフサイエンスが2014年に遺伝子検査サービス「MYCODE」を開始してから約6年。「質の高い統計データを構築するには数万人レベルの結果が必要だ。これまで一定の時間をかけてデータを蓄積してきた」とDeNAライフサイエンスのMYCODEサービス部R&Dグループの林正彬氏は説明する。

 MYCODEではDeNAライフサイエンスが利用者の唾液から遺伝子を解析し、利用者の疾患のリスクや体質280項目などに関するリポートを作成する。リポート作成だけでなく、検査利用者の同意を得たデータを活用し、東京大学医科学研究所や食品企業などと共同研究を実施してきた。データ利用の同意率は約90%だという。

 今回DeNAライフサイエンスはIQVIAが構築するプラットフォーム「Genome Wide Study Platform」に参加することで、製薬企業にデータを提供する。