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 「(さまざまな機能を集約した)コンバージドデータベースはスマートフォンのように1つで何役もこなす。用途によって複数種のデータベースを使い分けるのに比べて、アプリケーションを効率的に開発できるし、ビジネスの変化にも対応しやすい」。

 米Oracle(オラクル)が2021年1月に提供を開始したデータベース新版「Oracle Database(DB) 21c」の特徴について、同社のデータベース・サーバー・テクノロジー担当エグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるアンドリュー・メンデルソン氏はこう話す。

 Oracle DB 21cではコンバージドデータベースのコンセプトを前面に押し出し、取り扱えるデータ型やワークロードを大幅に拡張した。

Oracle Database 21cの機能強化ポイント
Oracle Database 21cの機能強化ポイント
(出所:日本オラクル)
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 具体的には「ブロックチェーン表」を新たにサポート。挿入されたデータをブロックチェーン(分散型台帳)技術によって自動で暗号化し、改ざんを防ぐ。「ネイティブJSONデータ型」を新たに追加したり、グラフ型データの処理を効率化したりするなど、多様なデータを1つのデータベースエンジンで簡単に処理できるよう機能強化してきた。

 新たに「インデータベース機械学習用AutoML」や「インデータベースJavaScript」という機能を追加するなど、Oracle DBのデータベース内で実行できる処理の拡充も図った。

 「スマホが登場する前は電話やカメラなど複数の機器を持ち歩く必要があったが、スマホなら1台で済む。コンバージドデータベースもそれと同じだ」とメンデルソン氏。比較対象として念頭にあるのは米Amazon Web Services(アマゾン・ウェブ・サービス)の「AWS(Amazon Web Services)」のデータベースサービスである。