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 スマートフォンの普及にともない、モバイルゲームの市場は右肩上がりの成長を続けている。オランダの調査会社であるNewzooによると、2020年の世界のモバイルゲーム市場は前年比25.6%増の863億米ドル(約9兆円)に達する見通しだ。こうした市場の拡大にともない、需要が急増しているのがゲームサーバーだ。従来の家庭用ゲームはオフラインで遊ぶソフトが主流なのに対し、モバイルゲームはサーバーに接続することを前提にしたクライアント/サーバー(C/S)型のソフトが多いからだ。

 C/S型のモバイルゲームでは、プレーヤーのアカウントやフレンド(プレーヤー同士の友達)の管理、ゲーム内でのアイテム管理、オンライン対戦、ランキングといったさまざまなゲームサーバーの機能が求められる。ゲーム会社や個人の開発者向けに、こうした機能をクラウドのゲーム基盤サービスとして提供しているのが、東京都世田谷区に本社を置くGame Server Services(GS2)だ。2018年にディー・エヌ・エーなどを引受先とした第三者割当増資で8000万円の資金調達をするなど注目を集めている。

 同社がオープンソースとして公開しているソフトウエア開発キット(SDK)を使うことで、自前でサーバーを用意することなくC/S型のゲームソフトを開発できる。API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)経由でゲームサーバーの機能を呼び出す仕組みだ。日本のモバイルゲームでは定番となっている「ガチャ」などの機能も用意している。