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 三井不動産とNECネッツエスアイは2021年3~5月、ローカル5G(第5世代移動通信システム)を活用する実証実験を共同で実施する。大規模オフィスビルにおけるスタンドアロン方式のローカル5Gを用いた実証実験は「国内初」という。

ローカル5Gシステムの概要
ローカル5Gシステムの概要
(出所:NECネッツエスアイ)
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 実証実験は両社が入居する「日本橋室町三井タワー」の5~6階、11階、22階で実施する。具体的には、(1)VR(仮想現実)空間に設けた仮想オフィスでの共同作業(2)業務にパソコンを用いないPCレスのオフィス環境(3)ロボットやデジタルサイネージを活用したテナント向けサービスの提供やオフィスビル管理――を検証する。

 仮想オフィスは、VRゴーグルを通して利用する。VR空間に執務スペースやコミュニティースペースを用意し、従業員同士が時間や距離、場所の制約を越えて打ち合わせや共同作業といったコラボレーションができるようにする。

 仮想オフィス内で従業員がアバター(化身)を動かしたり、映像を表示したりすることが可能で、5Gの大容量性や低遅延性を生かせる。一般にテレワーク環境では従業員同士のコミュニケーションの取りづらさ、従業員の意欲低下、部下のマネジメントの難しさといった課題を抱えがちだ。仮想オフィスによりこうした課題の解決を目指すほか、共創を促すための環境づくりの効果などについて検証する。

 仮想オフィスの構築・運用には、Synamon(東京・品川)が提供する「NEUTRANS BIZ(ニュートランスビズ)」を利用する。VRゴーグルは米Facebook(フェイスブック)の「Oculus Quest 2(オキュラスクエスト2)」などを用いる。

バーチャルワークプレイスの特徴
バーチャルワークプレイスの特徴
(出所:NECネッツエスアイ)
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