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 サイバー攻撃の巧妙化や高度化が進み、業務の停止や情報流出などの被害に遭う企業が増えている。特に顧客の暗号資産(仮想通貨)を預かる仮想通貨交換所はセキュリティーに脆弱な部分(セキュリティーホール)があればそこを足がかりに多大な被害を受ける。ランサムウエアを使ったサイバー攻撃などと違って、攻撃を許せば多額の補償などに直結するからだ。例えば、2018年に仮想通貨交換所のコインチェックはサイバー攻撃によって580億円相当の仮想通貨を流出させる被害に遭った。

 2021年に入ってビットコインなどの仮想通貨が高騰し、仮想通貨交換所は攻撃者に狙われやすくなっている。顧客の仮想通貨を守るため、仮想通貨交換所にとってセキュリティー対策の強化は喫緊の課題である。

 そんな中、仮想通貨交換所のビットバンクは2021年2月16日、セキュリティー対策の一環として「バグバウンティプログラム」の導入を発表した。バグバウンティプログラムは対象とする製品やシステムを示して、セキュリティーホールの発見を呼びかけるものだ。同社によれば、バグバウンティプログラムの導入は国内の仮想通貨交換所では初だという。

ビットバンクのバグバウンティプログラムを掲載した画面
ビットバンクのバグバウンティプログラムを掲載した画面
(出所:スプラウト)
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