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 日立ソリューションズは、車載ソフトウエアのテスト時に自動で合否を判定できるツール「時系列データ自動テストソフトウェア」を2021年4月1日に発売する。

パラメーターの時系列波形から合否を判定する
パラメーターの時系列波形から合否を判定する
(出所:日立ソリューションズ)
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 車載ソフトをPC上の模擬環境でテストするSILS(Software-In-the-Loop-Simulation)では、開発者がさまざまなパラメーターの時系列波形を目視でチェックし、合否を判定する。その作業量は、「例えば、6万行の車載ソフトをテストする場合、1人・月分に相当する」(同社)という。今回のツールを使えば、その分のリソースを節約できる。

 こうしたテストは「車種ごと、仕向け地ごとに行う必要がある」(同社)ため、自動化の意義は大きいとする。また、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転システムの開発では、膨大な数のテストシナリオを使って、何度もテストを繰り返す必要がある。今回のツールで複数のテストを自動的に実行すれば、大幅な効率化が見込めるという。

ADASや自動運転システムの開発にも使える
ADASや自動運転システムの開発にも使える
(出所:日立ソリューションズ)
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 これまでも、あるタイミングでパラメーターが設計上の期待値になっているかどうかを自動的に判定するツールはあった。しかし、今回のようにパラメーターの時系列波形から合否を判定できるツールは「業界初だ」(同社)という。