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 「TSUTAYA」を運営する蔦屋書店がAmazon Web Services(AWS)へのシステム移行を段階的に進めている。動画配信サービス「TSUTAYA TV」のシステムや商品検索基盤などBtoC(消費者向け)のネット系システムを2026年までに全面移行する。

 既に対象システムの約3割を移行しており、システムのコストを「20~30%削減した」(蔦屋書店のシステム部SREユニットに所属する柴田真氏)。

SHIBUYA TSUTAYAの店内
SHIBUYA TSUTAYAの店内
(出所:蔦屋書店)
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 狙いはコスト削減だけではない。オンプレミス(自社所有)環境よりも拡張や外部サービスとの連携が容易なクラウドに移行することで、新サービスの開発を迅速化する。

CI/CDや認証、外部連携などの機能を持つ共通基盤も

 移行プロジェクトは2018年に始めた。協力会社として富士ソフトを選んだ。個人情報を扱わないシステムから順次移行を進めている。これまでに移行したシステムの大部分は、仮想マシンの「Amazon EC2」やリレーショナルデータベースのマネージドサービス「Amazon RDS」などを使ってアーキテクチャーをほとんど変えずに移行したという。個人情報を扱うシステムについては、データベースだけをオンプレミス環境に残すなどして部分的に移行を進めている。